嬉し楽しの御弁当タイム |
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――― ピッポッ、ピッポッ、ピッポッ、ポーーン・・・・・ 皆様、お昼の時間ですよ〜 ―――
(ラジオの音)
いつも聞いているラジオからこんな時報が聞こえると、 現場の皆さんは 「ヤレヤレ」 と言った感じで昼食を始めます。
私共職人にとっては、この昼食の時間は互いの近況を言ったり、 最近あの人がどーしたとか、この建築会社が儲かっているとか、 貴重な情報交換の場であったりします。
しかし、この御弁当というやつは食べる人の個性がジワリと滲み出ていて 中々興味深く、侮れないモノの様です。
私の場合は母君のありがたい手作り弁当を頂戴していて、 慢性金欠病と言う不治の病に冒された私は(撃沈)とても助かっています。
さあ、今日のおかずは何かな――――――?
パカッ(ふたを開ける)
わーい!ハンバーグだぁ―――――!!!!! (こんな私も20代後半っすよ。 もう、どうしましょうかね?)
人によって色々な個性が出る御弁当。 この傾向は食欲の薄れる夏の暑い時期になると、より顕著になります。
御飯に水かけて流し込む人もいれば (まぁ主にオーナーですが)
ざるうどんを家から持参して、お椀につゆを入れてすすっている人もいるし。 (見た目がビンボ臭いけど、本当に涼しそうだった)
私の見た中で一番の勇者は、 一つの大きなタッパーに御飯と汁だく系のおかずを 一緒くたにぶち込んで、口にかきこんでいる人でしょうか。 (ゲロにしか見えないのでやめて欲しい)
涼しくなって来ると、そんなキモイ食べ方をしなくても済むようになりますので楽なんですけどね。
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