リフォーム業者を選ぶなら? |
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――― 大手建築会社と、地元の工務店、どっちが良いの? ―――
(一般ユーザーの素朴な疑問)
リフォームや、新築をしようと考える上で、たびたび議論されるのがこの話題です。
私共もこれをよく質問されるのですが、私共の返答はいつも決まってます。
「地元の工務店にするべきだ」と。
そうとも言い切れないのでは? と、各方面から色々指摘もありそうですが、 それでも私共は上記の考えを変えるつもりはありません。
では何故そう思っているのかを書いてみましょう。
一、欠陥住宅を作る危険が大手に比べて極端に低い。
勿論全てでは有りませんが、少なくとも私共が仕事をさせて頂いている工務店(大工さん)は、 はっきり言って腕の良い職人さんが揃っています。 欠陥住宅でクレームが来たなんて話は殆ど有りません。
二、実はアフターケアは意外と手厚い。
地元の工務店さんは地域に根ざした仕事をしている場合が多いです。 つまりそれは、地元の評判が自分の仕事に直結=死活問題になる事も少なく有りません。 それをキチンと理解している工務店さんなら、地元の仕事は特に真剣にやるはずです。 そうでない工務店さんは、それこそ淘汰されるべきと言えます。 大工さんを始め、地元の職人さんは自治会など地元のイベントにも参加している場合があるので、 それとなく評判を探って見るのも良いでしょう。
私共が「地元の工務店にするべきだ」と言う主な根拠がこれです。 それでも大手の建築会社(ハウスメーカー)が選ばれる一番の理由は何か?
そう、「金額が安いから」ですよね?
ただ、他の業界はともかく、建築業界に限って言えば、 安くて良い物という幻想は捨てた方が賢明です。
安い物には必ず相応の理由が有るんです。
安くするためには安い材料を用意するだけでなく、 工期を縮める為に本来必要な工程も幾つか省略しなければなりませんし、 各職人さんへの報酬も大幅に削られるでしょう、(職人のやる気を極端に削ります) そうしなければ利益が出ません。
大手の建築会社の場合、利益の多くをTVコマーシャルや販促活動など 宣伝費に回している場合が多く、その利益とは即ち家を売った代金です。
私の聞いた話では、例えば1,000万円の家を建てても実際にかかった費用は 600万円分しかなく、残りの400万円分が利益として会社に入る。 つまり1,000万円払っても、600万円分の家を掴まされると言うことも有るそうです。
安い家を買うのが悪いとは一切言いません。 出来るだけお金を安く済ませ、他の事に回したい、若しくは今後の為に貯金したい。 大いに結構だと思います、それは。
要するに「安いものを買った」と言う覚悟をして住むべきだと言うことを言いたいのです。
安くてそれなりの家か、多少高くても良い家か。 一生住む家ですから、じっくり考えて選択したいものです。
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