厚い装甲

 

 

このお話は、常連のお客様「AIUENO」様から頂きました。

  

 

 

 
以前登場した大阪のクロス屋Aのお話です。
 

 

 
Aは私の仕事を依頼する職人さんです。
今回はちょっと古い話ですが・・・去年の9月ごろに
 
マルノコ(電動のこぎり)で脂肪を切った話です。
 
 
 
 
クロス屋の職人も時として大工まがいの仕事を
しなければならない事もありますよね。
この日職人Aは一人で老人ホームで
 
手すり付けの工事を請け負いました。
 
 
先ず、下地の腰壁の石膏ボードを取り外して、
補強用の15ミリコンパネに取り替える作業に入りました。
 
このコンパネ必要な大きさに裁断するのにマルノコを使います。
 
よく大工さんがマルノコの安全カバーを
紐でくくり付けて下りないようにしていますよね。
その時職人Aはその真似をしてカバーをくくり付けて作業をしていました。
 
 
その時、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キ〜ンバリバリッ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とマルノコがはじけて手から離れAの太ももに・・・
 
(×_×;)イターッ!!!
 
 
 
 
 
大きくえぐられた太ももにタオルを巻きつけ
自分で運転して病院へ。
 
 
12針縫うほどのお怪我で幸い神経は無事でした。
 
治療を終えたAはそのまま現場に戻って
作業を続行しました。
 
 
 
その間、誰にも怪我の状態を気付かれなかったそうです。
 
そして無事に???仕事を終えたAは
次の日私にこう言いました。
 
 
 
 
 
「脂肪のおかげで神経も静脈も無事やった。
太ってて良い事もあるんやで」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみにAは身長が160センチくらい
体重は80キロ以上はあるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 

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