誤算

著者 「3S」

 

 

 

  

 

 

ちょっと前の話なんですが、新築の現場での事です。

 

 

 

どこの職人さんも同じだと思いますが、

仕事をする際には、あらかじめ現場で必要な材料(クロス)

の量を計算しておく必要があるわけです。

 

 

 

その現場では、合計450メートルのクロス材を

注文する事となりました。

 

 

 

 

・・・・・と言っても450メートル一気にまとめて来るわけではなく、

50メートルずつに分けて

合計9本のクロスロールが来ます。

 

 

 

 

 

 

 

施工は順調に進みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、もうすぐ終わる!と言う所で、

唐突にクロスが足らなくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「必要量の計算を間違えたか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

正直焦りました。何しろ、工期の少ない現場でしたし。

追加注文をしても、実際に届くまでのタイムロスは

命取りになることもあるわけです。

 

 

 

 

でも足らないのは事実。仕方なく問屋さんに電話しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

3S : 「クロス材が50mロール一本分

足らないみたいなんですよ。悪いけど追加を

急ぎでお願いしたいんだけど。」

 

 

 

 

問屋さん : 「50m一本ですか?分かりました、

在庫を調べて連絡します。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、連絡が来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問屋さん : 「・・・え〜っと、すいません。

何か手違いがあったみたいで、そちらに届くはずだったクロスを

一本少なく届けてしまったみたいで・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ΣΣ( ̄◇ ̄;)!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足りないクロスは問屋さんに

置いてきぼりをくらっていた

と言うお話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・と言うか、私もキチンと確認してから

現場へ持っていけば良かったような・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

ま、いーか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

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