大工Aの華麗なる奇行

 

 

 

 

 

 

当社が仕事をさせて頂いている、ある工務店さんの話。

 

 

 

そこの大工であるムニ山さん(仮称)は少々変わり者で、

現場での奇妙な行いでいつも親方に怒られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケース1 : 「ブルーフィールド事件」

 

 

 

ある新築現場で問題が起こった。

 

 

 

 

 

それはトイレが無いと言う事。

 

仮設トイレの設置が間に合わず、数日トイレの無い状態が続いた。

 

 

 

 

 

するとムニ山さん(仮称 推定56歳)は言った。

 

 

 

「トイレが無いなら作ってしまえば良いじゃない」

 

 

 

 

 

 

敷地の開いたスペースに穴を掘り、木で枠を組みブルーシートで囲いを作り、

勝手にその中で用を足し始めた。

 

 

 

 

 

 

親方は怒る。

 

「なにやってんだコラァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケース2 : 「ずらりと並ぶ」

 

 

 

 

 

別の新築現場で、ムニ山さん(仮称 推定子供は1人)は角材で何かを作り始めた。

 

 

見ると長い角材にこれまた長い足を両端に二本ずつ計四本つけて・・・・・・・・・・・・

 

 

なんと、それは物干し竿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ムニ山さん(仮称 推定キャバクラ好き)は言った。

 

 

 

「面倒くさいからさぁ、ここで干そうと思って洗濯物持って来ちゃった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

現場の脇でシャツ・ズボン・靴下・派手なパンツ・かんぴょう等が風にたなびくシュールな図。

とにかく邪魔で仕方ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

親方はキレる。

 

「なに干してんだコラァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケース3 : 「ゆげ・ユゲ・YUGE」

 

 

 

更に別の新築現場。電動のこぎり、コンプレッサー、電球など大工さんの道具が

色々と置いてある・・・・・・・・・中に、なぜか現場には似つかわしくない電化製品が混じっていた。

上部に開いた穴から蒸気が勢い良く吹き出している。

 

 

電気ポット?いや違う!!これは・・・・・・・・・・・・これは電子ジャー!?

 

 

 

 

 

 

 

 

ムニ山さん(仮称 推定焼酎好き)は言った。

 

 

「炊き立ての御飯が食いたくてさぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親方は怒鳴る。

 

「なに炊いてんだコラァ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他大小様々な奇行のせいで、クビになってしまったムニ山さん(仮称 推定腰痛持ち)

 

 

彼は今日もどこかで走りつづけている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トップに戻る

目次に戻る

inserted by FC2 system