あるスナックの床カーペットの工事をしたんです。

 

　

　

　

張ってあったカーペットを剥がし、新しい物に取り替えます。

そして剥がしたカーペットは廃材として、

車に積みました。

 

　

帰りの車中の出来事です。

 

１０分ほど走った時、オーナーが唐突に言いました。

 

　

　

　

　

３Ｓ　：　「ＧＩＮ君、窓開けよう。」

 

 

ＧＩＮ　：　「はい？どうしたんですか？」

 

　

３Ｓ　：　「・・・・・匂うんだよっ！」

 

　

　

　

　

一般にスナックと言うお店は、宴会の帰り道に、

酔っ払った方々が二次会と称してなだれ込む

そんなパターンが多いようです。

 

酔った方々は店内で、

 

　

　

　

一、おつまみをこぼす。

 

　

二、お酒をこぼす。

 

　

三、ハク。（をいっ！！！）

 

　

　

　

と言った悪行をしめやかに行い、

 

当然床のカーペットには、その成果が

しみ込んでいる訳で・・・。

 

　

廃材として、車に積み込んだ古いカーペットは、

まがまがしい瘴気を出している。

 

そう言う事の様です。

 

　

　

　

　

　

３Ｓ　：　「お前は臭くないの？」

 

　

ＧＩＮ　：　「平気ですよ。鼻、詰まってますから。」

 

　

　

　

　

　

そんな瘴気も、花粉症で鼻詰まりの私には

大した脅威ではなかったのです。

 

　

春先の悪魔「スギカフン」も、

たまには役に立つこともあるんですね。

 

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

更に１０分程走って。

 

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

３Ｓ　：　「くそぉ〜っ。寒いなぁ〜〜〜〜。」

 

 

ＧＩＮ　：　「まあ、匂いのせいで窓全開ですからねぇ〜」

 

 

３Ｓ　：　「それでも匂ってくるぞ。寒くて臭くて、

　　　　　嫌になるなぁ・・・」

 

 

ＧＩＮ　：　「気合で。」