遺失物・・その6

 

このお話は常連のお客様「キリンラガー」様から頂きました。

 

 

すごい忘れ物が届きました。
夕方、受付嬢が日誌とともに運んできました。
それは紙に包まれており握り拳ほどの大きさの硬いブツだった。
いつも通りブツの確認をしようと包みを開いた瞬間

 

 

 

○×△□☆※!!!

 

 

 

 

 

 

 

い・・い・・入れ歯だ(撃沈)

 

 

 

 

 


ニンマリ笑っているのか、はたまたバカにしてるのかというような
パカッと歯茎丸出しの入れ歯でした。
日誌を見ると「1階男子トイレ個室内」と記載されている。
なぜ個室かなぁ・・

しかし、入れ歯はずして忘れて帰るなんて大物だね〜。
お腹もお口もスッキリして忘れちゃったのかな?
最近はめったな事では動じなくなってきました(笑)
嫁入り前、それでいいのか!!

おっと話が脱線して申し訳ありません。
数日後、このブツの持ち主から問い合わせがありました。

さて、ここで素朴な疑問ができました。
皆さん覚えていらっしゃいますか?
遺失物の引取りには「本人確認」も大切ですが、ブツの特徴等を教えて頂きます。
なりすましを防ぐためですが。

 

 

 

・・どう聞くのよ?

 

 

 

 

「奥から2本目が銀歯です」って答えてもらうの!?
まぁ、なりすましはあり得ないブツですし、例え、なりすましであっても
速やかにお引取り願いたいものですが(汗)

 

まわりの人は「はめてもらえばいいじゃん」と簡単に言うが
担当の身になってみろ!とちょっとムッとした(`з´)

 

少々、踏み込んだ話をいたしますが、持ち主はその筋の人とお見受けしました。

冗談でも「はめてみて下さい」とは言えなかったね。
カウンターでブツを確認する間、微妙な空気が流れたことをお察しください。

 

 

 

 

 

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