遺失物・・その5

 

このお話は常連のお客様「キリンラガー」様から頂きました。

 
 
 
暑い日のことです。
 
受付のお姉ちゃんが忘れ物を届けに来た。
勤務時間中に届けに来ると言う事は次のことが考えられる。
 
 
 
 
 
@ 金券や貴重品のたぐい。
 
 
 
 
 
A 落とし主に連絡がつき、引き取りに来る場合。
 
 
 
 
 
B 食べ物
 
 
 
 
 
C その他保管に困るもの(←どんなもの?)
 
 
 
 

 

 
さーて、なんだろう!(ちょっと好奇心)
 
 
 
「これ〜」と言って差し出されたブツはスーパーの買い物袋(半透明のヤツ)に
飲みかけのポカリ(ペットボトル)とクロワッサンが10数個入っているものだった。
 
 
 
「っち、たいして面白くねーや」と残念半分ラッキー半分の中
 
 
 
「う〜ぬ・・・いつまで保管が可能だろうか??」
 
と袋と睨めっこをしていたら、不思議な現象に気が付いた。
 
 
 
 
10数個のクロワッサンは何かの方程式でもあるかのように、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全て、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
片方だけ、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかも一口だけかじってあった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全く同じ歯型がついてる。正直、頭の中は真っ白になりました。
 
 
何なのよ、ソレ〜〜!!
 
 
食パンのミミを残すのとは、訳が違うでしょう。
食べ方なんて人の自由とは言え、何だかとっても気持ちが悪くて・・
 
 
 
 
 
ごめんなさい!届出はなかった事にしてしまった私です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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